M110Systeの記録日記

日々の記録メモを残しています。

自家製ダミーロードを組立てみる。

 

blogの書き込みが疎遠になっています。

表題の自家製ダミーロードは 20W /10W /5W共通ダミロード基板でRFコネクターをSMA/BNCコネクターを選択出来ます。今回はBNCコネクターの(510Ω2Wx10 定格10W想定)を組立てみます。基板は2枚(同一基板)で1組です。

まずは概略回路図、ダミロードBoardx2イメージ回路図及びBoard回路図を下記に示します。

なお下記のQRP Labs社の50-ohm 20W dummy load kitを参考

dummyloadJA.pdf (qrp-labs.com)の資料を熟読すると理解出来ると思います。

                    

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部品表(NO.)と実部品フォート(NO.)から員数チェック、部品がすべてOKであれば、

部品表

注)NO.6の2W抵抗は5mmx15mmサイズ以下を使用して下さい。

B10W DML_51員数ch

部品のハンダ付けを行なう、その前に部品の実装面とハンダ付け面を下記に表示します。

B10W DML_51 A_B面

基板2枚の内1枚(下部基板とする)を下記手順で半田付けを行なう

STEP1 NO.1( Cp1),NO2(D1),NO.7(Jp2)ハンダ付け

NO,1 Cp1(10nF/0.01uF/103)積層セラミックコンデンサ、の半田付け

NO.2 D1(1N4004)ダイオードは極性があります注意して下さい。シルク印刷のカソード

  マークに合わせてD1と基板のすき間を開けてハンダ付けして下さい。

NO.7 Jp2(XH2Pコネクター/オス)DC-Mコネクターはシルク印刷の通りに

      ハンダ付けして下さい。

STEP2 NO.4( Jp4)BNCコネクター/基板取付タイプハンダ付け

NO.4 Jp4(BNCコネクタ/基板取付タイプ)  ハンダ付けして下さい。

Step1,Step2までの状態は下記の通りです。

STEP3 NO.6( R1~R10)抵抗510Ω2Wx10個ハンダ付け

抵抗取付前に、基板と抵抗を均一な、すき間で取付のために簡単な冶具の作成をします。

どこの家にもゴミとして捨てている。食パン等の袋を止めている小さなプラスチック板

バッグ・クロージャー)を利用して余分な出張りをハサミでカットしのこぎりで0.6~1.0mmスリットを入れた物を作成(ハサミではカットのみですき間が出来ないのでNG) 余談ですが、私はその他の利用で加工を程してXtal(水晶)シート板に利用

簡易抵抗取付作業台を作成するパーツは下記の通りです。

簡易抵抗取付作業台はなくても良いその場合は読み飛ばして下さい。

 

 

NO.6 R1~R10(510Ω2W) 抵抗10個をBNCコネクターに近い方から冶具を使用して基板A面の緑のマークの位置に抵抗をSetしてハンダ付けして下さい。

 

注)なお半田付け後の抵抗の端子をCutした端材はのちほどジャンパ線と

 して使用しますので残して置いて下さい。

 

取付作業中の様子

R1~R10抵抗取付完了、その後上部基板と接続する抵抗の端子のトリミングを行います。

 

 

STEP4 

NO.14もう1枚の基板(上部基板とする)の半田付け

◎ NO.14上部基板をSTEP3まで半田付けした物にsetする。

NO.14上部基板と下部基板をNO.12アルミカラー(4Φ16mm t=0.5mm)x4とNO.13

  ネジセットx4で連結固定、上部基板のナットを半田付けするパターンがナットに隠れて露出

  していないので小型マイナスドライバーで露出する4ヶ所その後ナットを半田付けする。

 

上部基板と抵抗を接続するすき間があることの確認を行なう、もし不具合がある場合は再半田で修正の事

注)なお上部基板と下部基板を半田付け後ミスがあった場合分離修正が困難なので

よく確認お願い致します。

◎確認がOKなら基板固定ねじを4ヶ所締付後、

半田付けする。余分な端子をニッパーでカットする。

 

 

上部基板の下記の2箇所をジャンパーワイヤー(取り置きの抵抗カット端子)

  で接続、半田付けを行なう

 

 

 

STEP5 テスター接続ADPコードの作成

NO.8 Jp2(DC M)-Fケーブル付 NO.9テストピンジャック2mmコネクター電気端子 黒

  NO.10テストピンジャック2mmコネクター電気端子 赤及びNO.11ヒシチュブでヒシチュブは半分

  にカットする。各パーツを半田付けにてテスター接続ADPコードを作成する。(ヒシチュブの

  入れ忘れに注意の事)

  

 



STEP6 完成

  完成したダミロードのBNCコネクターの芯線とGND間をテスターで51Ω前後で

    あるか確認

  

 




後記

抵抗を半田付け後に抵抗のトリミングをしていましたが、半田付け前に抵抗を

Rカットゲージにて必要な本数をカットする方法が簡単であることがわかりました。

抵抗のカット位置がわかるゲージファイルを作成しましたので、Rゲージ.pdf ファイル

をダウンロードして正規のmm単位で印刷できますので使用して下さい。

(A5用紙で印刷)

   

drive.google.com

RFコネクター側から長い端子の抵抗を順に半田付けする。A列➡B列・・D列と作業

下部基板に抵抗を全て半田付けした時点でトリミングした状態なので、位置合わせする

のみで上部基板をセットできます。








 

 

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